高松市発注工事を巡り予定価格などが漏えいした事件で、高松区検は２８日、市公園緑地課長補佐、高橋政実容疑者（５６）＝高松市北浜町＝を官製談合防止法違反（職員による入札などの妨害）の罪で、元丸福建設社長、合田福義容疑者（６０）＝同市松縄町＝を競売入札妨害の罪で、高松簡裁に略式起訴した。同簡裁は高橋被告に罰金１００万円、合田被告には同５０万円を命令し、両被告は納付した。

　命令などによると、１０年１１月下旬と１１年３月中旬、牟礼中央公園（同市牟礼町原）と、高松市東部運動公園スポーツ広場（同市高松町）の舗装工事入札を巡り、高橋課長補佐が合田元社長に最低制限価格の算出根拠となる予定価格などを電話で教え、丸福建設が最低制限価格で落札した。

　高橋課長補佐が公園緑地課職員に入札参加資格を変更するよう働きかけたと県警が逮捕時に発表した点について、地検は公園緑地課職員への接触と参加資格の変更はあったとしたうえで、「特定の業者のみ利益を受ける内容でなく、違法ではない」としている。【広沢まゆみ】



１２月２９日朝刊





(この記事は香川（毎日新聞）から引用させて頂きました)

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